きこえない・きこえにくい人のオリンピック

きこえないとスポーツをする上でどんなハンディがあるの?

きこえないことは、”目に見えないしょうがい”といわれています。
きこえない人は、見た目からはきこえないことがわかりません。しかし、スポーツをするうえで、きこえる人にくらべて不利な点があることは、研究の結果からも明らかになっています。不利な点は、主に以下の2つあります。
1つはバランスがとりにくいこと。耳には「体のバランスを取る」という大切な役目があります。 そして2つめは、情報の量が少なくなること。
例えば、きこえる人はチームメイトに「パスするよ」「こっちにパスをちょうだい」など、声でコミュニケーションを取って、次の動きをとります。ところが、きこえないとチームメイトと常に目で合図し合ったり、手話によるコミュニケーションが必要になります。きこえる人同士のプレーとは、別の作戦が必要になってくるのです。

では、1人でやるテニスなどのスポーツはどうでしょうか。スポーツは、「目」で見る以上に、「音」で様々なことを感じとります。風の音や打球音、ラケットなどスポーツ用具の音など。音は勝つためにとても重要なものなのです。

デフリンピックが行われることで、きこえる人ときこえない人との間にある「目に見えない壁」を取りのぞくきっかけになります。 日本でデフリンピックが行われれば、きこえない人にとって、日本が今よりももっとくらしやすい社会になっていくのではないでしょうか。そのためにも、きこえない選手同士がスポーツをすることはとても大切なのです。

以上は、一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会の「デフリンピックろう者のオリンピック」というサイトからの引用です。詳しくは下のリンクからご覧ください。
デフリンピックろう 者のオリンピック

同じく一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会が制作公開している動画です。きこえない人きこえにくい人の“オリンピック”デフリンピック

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