中野区立総合体育館で開かれている東京2025デフリンピックのテコンドー競技は、23日、2日目を迎えました。22日のプムセ(型)に続いて23日に行われたのはキョルギ(組手)でした。
キョルギでは体重制がとられています。男子が-58kg級、-68kg級、-80kg級、+80kg級の4階級、女子が-49kg級、-57kg級、-67kg級、+67kg級の4階級と男女計8つの階級に分かれています。
23日はそのうちの男子-58kg級、-68kg級、女子-49kg級、-57kg級の4階級の試合でした。
激しい技の攻防のすえ、勝って躍り上がって喜ぶ選手、負けた悔しさにうずくまる選手など、悲喜こもごもの様子が見られました。白熱する戦いの最後に体に響く音楽や点滅するライトなど華々しい演出で迎えた決勝戦は、選手それぞれが最高のパフォーマンスを示した素晴らしい試合の連続でした。勝利して国旗を手にして観客に喜びを示したり、場内を一周したりする姿に、国を背負った国際大会にかけた選手たちの熱い思いと、ここに至るまでの様々なドラマが窺われ、大きな感動を味わうことができました。
大会ルールにより会場内の写真撮影・録音等は一切禁止です。従ってご紹介できる映像はありません。
是非、生の感動を現場で味わってください。
デフテコンドーのルール
24日の観戦に向けて、ルールを紹介しておきます。
試合は1ラウンド2分間の3ラウンド制です。ラウンドの間に1分間のインターバルが入ります。2ラウンド先取で勝敗が決まります。3ラウンド終了して決着がつかない時には延長ラウンドに進みます。
攻撃は手によるパンチと足のキックです。下半身への攻撃、顔面へのパンチは禁止されており、手による攻撃は胴体のみです。プロテクターに攻撃が当たることでポイントとなります。頭部へのストレートな攻撃は3点、180度回転が入ると4点、360度回転が入ると5点です。胴部へのストレートな攻撃は2点、回転が入ると4点、胴部へのパンチは1点です。
逃げてばかりの時は反則をとられ、1回につき相手に1ポイント与えられます。反則を10回取られると、その場で負けとなります。たとえポイントでリードしていたとしても、負けとなります。
